[コメント] 青幻記・遠い日の母は美しく(1973/日)
紺碧の海と白い砂、原色の花々の中、か細く危うげながら凛として生き方を崩さない母親(賀来敦子)の姿が切ない。幼い時期の男にとって母とは世界そのものであり、稔少年(新井康弘)にとって触れることの出来ない母とは、世界との永遠の断絶の示唆だろう。
(ぽんしゅう)
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