★4 | 主人公の脳裏に映る美しい母の記憶と、エメラルド色の海や島の風景が見事に溶け合っている。
切羽詰まった状況でも乱れない母の丁寧な言葉遣いが悲しくも印象的。
[review] (TOMIMORI) | [投票(1)] |
★4 | 11歳の時、母と一緒に劇場で観た。
美しい奄美の海が、より悲しく切ない。
良い想い出になった。 (stag-B) | [投票] |
★4 | 随分以前に観た。母親役の賀来敦子の抑えた演技と美しい映像が印象に残る。 (丹下左膳) | [投票] |
★3 | 船が浜辺に着くシーンから始まる。乗客が降りる。風の加減で、波止場ではなく浜で降ろすことになった、と云われる。まるで、着色したかのような水色の海。乗客の中に、主人公のミノル−新井康弘と、お母さん−賀来敦子がいる。こゝは沖永良部島。 [review] (ゑぎ) | [投票(1)] |
★3 | 名撮影者が名監督とはならないことを本作も示している。思い入れがあったのか、美しく撮ろうとしすぎている。人物の感情や語りに直接関係のない風景のショットなどこんなにも必要ないだろう。時間軸の交錯のさせ方もありきたりであり、驚きが無い。 (赤い戦車) | [投票] |
★3 | ヌーヴェル・ヴァーグの名カメラマンが作ったら、ヌーヴェル・ヴァーグの殻がくっついたままでした。 [review] (甘崎庵) | [投票] |
★3 | さすがに撮影は美しい。屋内の照明は作為的に過ぎて鼻につきもするが、私には許容できる範囲。賀来敦子の舞踊をはじめとしてしつこく感じられるシーンが多いものの、「これが撮りたかったんだよ!」という想いは伝わってくる。 (3819695) | [投票] |
★3 | 紺碧の海と白い砂、原色の花々の中、か細く危うげながら凛として生き方を崩さない母親(賀来敦子)の姿が切ない。幼い時期の男にとって母とは世界そのものであり、稔少年(新井康弘)にとって触れることの出来ない母とは、世界との永遠の断絶の示唆だろう。 (ぽんしゅう) | [投票] |
★2 | 哀れな母親への追慕と溺愛を謳い上げるのだが、美形の賀来敦子がどうもしっくりこず、観光映画指向がこれに輪をかける。同じ主題を老いた乙羽で地味に語った『落葉樹』に随分劣るという感想。 (寒山拾得) | [投票] |
★2 | 二つの時間が平行して進む嫌いなタイプの映画。時間遡行ものでリズムのよいものを見たことがない。撮影は昼が良く、夜が弱い。照明の悪さが露骨に出てしまう。ストレートに母恋を口説きたてていくべたべたの甘さが、かろうじて沖永良部島の美しい風景で薄口になっている。 (ジェリー) | [投票] |