[コメント] 青春の蹉跌(1974/日)
『陽のあたる場所』なんかだと野心もまた情熱の一つと描かれるのだが。叙情的なシーンの唐突さに嫌気。
情熱と打算。若さゆえに情熱に身を任せたこと、ではなく、若いのに出世欲などの打算を選び取ったこと、これを青春の蹉跌としているのだと、短直に結論づけた。しかし<だからこそ情熱に身を任せよ>と主張するのは、メッセージとしてはひねくれている。そこがこの映画のすっきりしないところだと思う。
この作品を観て以降、自分の感性と知性が働きを止めてしまう状況に直面すると、頭の中で「えんやーとっと・・・」が聞こえ出すようになった。
65/100(07/03/11記)
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