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[コメント] 祭りの準備(1975/日)

劇中で、脚本家を目指す彼が「新藤さんって人が人間は誰しも・・・(略)」って台詞を吐いているけど、これってやっぱり新藤兼人氏を意識してるよね。
氷野晴郎

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







えらく本質を捉えている映画だ、すごい。

脱却せざるをえない・・・。終盤、ついに彼は上京した。鳥かごから鳥を逃がす。自分の姿と重ねながら。

しかし思うに、このような準備不足のままではおそらく『裸の19才』と同じ末路を歩むであろう。

ヒロポンで戻ってきた玉枝、もしくは「第二の永山少年」となるのは明白だ。合掌。

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とはいえ、今の時代の田舎はずっと恵まれている。

まず、外界と交流できるネットの存在はきわめてデカイ。

ツタヤのDVDサービスをはじめ、通販の買い物も自由自在。

趣味の多様性、そして世界にも誇れる究極の日本ヲタク文化。

やおい同人誌、萌えフィギア、ネットゲームに繋いで俺TUEEEして発散してもいい。

性欲の吐きどころはいくらでもある。

分かりやすく例えるよう。

AKBや嵐、奥様連中が愛する韓流スター、いくらでも愛すべきものに没頭できるのだから。

アイドルにしても、サッカー日本代表にしても、彼ら彼女らの与える元気はとても犯罪抑制につながっている。

(卑猥な言い方にも聴こえるが「着エロアイドル」も社会にとても貢献しているのだ)

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今回の大震災で停電、断水、そしてガソリンの入手困難を経験した。

我々は助け合い精神の重要性を大いに学んだ。

隣に住んでる人間が誰だかすら分からないアパート地獄の東京ではもっとパニックになっていた

だろうと専門家をはじめ、皆それぞれが(まるで脳みそ洗脳されてるかのように)口にする。

しかし、土着すぎてもしがらみのある人間関係は凄まじい圧迫感にもなることを忘れてはならない。

決して疎遠でなく、そして干渉しすぎず、中間規模(人口2〜3万人)の「町レベル」が

人間住むのに最も適しているのではないのか?と拙僧はあえて直言したい。

回覧板だけはきちんと回して、近所の人にあったら必ず挨拶、これだけはみんなきちんとしようね!

(評価:★5)

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