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祭りの準備 (1975/)

製作大塚和 / 三浦波夫
監督黒木和雄
脚本中島丈博
原作中島丈博
撮影鈴木達夫
美術木村威夫
音楽松村禎三
出演江藤潤 / 竹下景子 / 原田芳雄 / 馬淵晴子 / ハナ肇 / 杉本美樹 / 桂木梨江
あらすじ50年代末の南国土佐。信用金庫勤務の20歳の楯男(江藤潤)は東京に出てシナリオライターになることを夢見ている。父の清馬(ハナ肇)は女狂いで家に寄り付かず、母のときよ(馬淵晴子)は楯男を溺愛する。そして祖父の茂美(浜村純)はボケが始まっているのだ。隣人は泥棒一家で兄の服役中には弟の利広(原田芳雄)が兄嫁の美代子(杉本美樹)の亭主になり妹のタマミ(桂木梨江)は発狂している。幼馴染の恋人、涼子(竹下景子)は左翼かぶれでノンポリの楯男にはついていけない。楯男は土着的且つ閉塞的な郷土からの脱出をなし得るのか…。75年毎日映画コンクールの脚本賞、ブルーリボン賞の助演男優賞、キネマ旬報賞の脚本賞と助演男優賞を受賞。 (けにろん)[投票]
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全34 コメント>> 更新順 採点順 投票数順
★5生ぬるい汗の香りに満ち満ちた、故郷という名の蟻地獄。親さえもがいつか脚に齧りつこうと狙いつづけている。執拗にリフレインされるメロディラインがその陰惨さに拍車をかける。それは永遠に続く祭祀的コミュニティの象徴だ。 [review] (水那岐)[投票(9)]
★5何かに立ち向かう青春は、たとえ敗れはしても美しくすがすがしい。何かを捨てる青春は、卑怯であり醜くもある。何から逃げ出す青春は、ぶざまであり見苦しくもある。しかし、まず捨てて、そして逃げ出さなければ、立ち向かうものが見えてこない青春もある。 (ぽんしゅう)[投票(9)]
★5田舎者でも知らない田舎がここにあった。 [review] (マッツァ)[投票(6)]
★5周りの現実を真正面に見、人間を知り、ここにはないどこかに出発する。それが青春だろう。素晴らしい秀作。すべての出演者が江藤の門出を祝福している。ラストのバスから見える暗黒は今から何かが始まる原点なんだろう。青年よ、どこにもない場所に行け。 (セント)[投票(5)]
★5僕にとっては何より原田芳雄である。 [review] (きいす)[投票(5)]
★5中島の私小説ミニマム世界が実験心ある黒木のフィルターを通すことで神話的に拡張した。凡庸な主人公の周りのキャラクター達は追憶の中で濾過され永遠なる切なさに封印されるだろう。旅立ちと決別の希望と悔恨が鮮やかに呈示されたラストは永久不滅。 (けにろん)[投票(4)]
★5故郷という名の底なし沼。友も隣人も父母も祖父も、青年をこの地から逃がすまいと絡み付いてくる。開け放たれた性欲は閉ざされた沼(村)の中でのみ囁かれる。この汗ばんだ脚本と乾いた撮影の素晴らしい調和。まったくもって隙の無い作品に仕上がっている。 (sawa:38)[投票(3)]
★4この、暗くて無茶苦茶な物語、を、ここまでバランス良く仕上げた黒木監督の実力はもの凄いものだと、正直感動出来ました。 [review] (甘崎庵)[投票(4)]
★4つくづく共同体というのは暗黙の了解、閉塞と醜への忍従の共犯関係だな、と些かうんざりする。脱出願望の根拠たる「青春」という名の自意識もかえって人を責め苛む。そして共犯と隠蔽の象徴としての「祭り」。「うんざりする」のは、依然としてそれが当を得て普遍化しているからで、遂にこれが今『松ヶ根』を経て『ヒーローショー』に至るのか、と考えると心底滅入るが、横溢する黒い笑いは正直好き。 [review] (DSCH)[投票(2)]
★4右を向いても左を見ても、性性性の話ばかり。「他に楽しみはないのかよっ!」と言いたい所だが、まぁ、無いんだろうな。色ボケ爺さんの物語が凄いよ。 [review] (青山実花)[投票(2)]
★4西欧化された表層のせいで、、なんか後ろめたいというか、それは後退ないし堕落である、と感じている土着的な幸福感を、素直に喜んでいいのかもしれない、と思わせられました。そんな土着的なものが自分の中にも残っていたことさえ、忘れていた。自分がアジアの一員であることを、ちょっと喜びたい。 (エピキュリアン)[投票(2)]
★4ひたすら閉塞した情況を描く映画でありながら、希望らしきものを感じさせてくれのが嬉しい。この世界の外にもまた世界があるのだと、僕にはそう感じられた。 (ハム)[投票(2)]
★4赤ちゃん生みたくなった。 (picolax)[投票(2)]
★3閉塞的地域社会の中で悶々と燻り続ける青年よりも、老いてなお盛んなお爺ちゃんに目を奪われる。 [review] (クワドラAS)[投票(3)]
★3南国だろうが海辺だろうが閉塞状況は生まれることを語って偉いが、江藤潤にはもっと圧力をかけてほしい。まだ余裕があるように見える。あるいは殺人/自殺/発狂に至ることすら許さない余裕を予め内蔵していることこそが閉塞共同体の地獄か。とりあえずの決着の身振りとしての「万歳」はたとえば『お引越し』も。 (3819695)[投票(2)]
★3松ヶ根乱射事件』のおおもとはこれだった。登場人物たちの泥にまみれた欲望に圧倒され、若者の衝動はむしろ抑えこまれてしまう。悲鳴をあげながらあたふたと逃げていく若者の無様な姿。甘美な感傷などまったく抱けない若者の故郷。 (グラント・リー・バッファロー)[投票(2)]
★3若き日の竹下景子よりも原田芳雄の印象が強烈。 (丹下左膳)[投票(1)]
★3如何にも日本らしい因習もの。脱出せずにはいられない田舎地獄。原田は兎も角として、散々観てきた世界な気がして特にインパクトを感じなかったが(3択の女王くらい…)、言われてみると他にこういう映画ないかな…。 (死ぬまでシネマ)[投票]
★3主人公の立場と自分のそれとがまったく違うことに最後まで妥協点を見出せず。豪華絢爛波瀾万丈ならば他人の身の上話も面白かろうが、こんな暗く惨めなのではねえ…。[Video] (Yasu)[投票]
★3ある意味、黒木和雄の真骨頂な作品。田舎の暮らしの中で、それなりに事件が起こるものの、良く言えばこれだけ淡々と、悪く言えばこれだけかったるい演出なのに、飽きさせないのだから凄い。 江藤潤ハナ肇馬渕晴子浜村純絵沢萌子ら主要キャストは皆、これ以上無いハマり役だが、ラストの原田芳雄が格別に素晴らしい。あと、土佐弁がやっぱり良いなぁ。['05.6.29DVD] (直人)[投票]
Ratings
5点21人*********************
4点16人****************
3点21人*********************
2点4人****
1点0人
62人平均 ★3.9(* = 1)

[この映画が好きな人]

POV
ATG映画の奥は深いぞ (町田)[投票(13)]就職先、映画業界とりあえず希望 (ぽんしゅう)[投票(12)]
最後のアウトロー 追悼、原田芳雄 (ぽんしゅう)[投票(11)]40年のバカ騒ぎ (けにろん)[投票(6)]
時代の痕跡ーATG公開作品(70年代日本映画篇) (ぽんしゅう)[投票(5)]―モラトリアム人間は汽車に乗り込む― (町田)[投票(2)]
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