[コメント] 金環蝕(1975/日)
豪華役者陣も見事だが、それらしく見えてしまう、という演出も見事だ。この種の話は永遠に輪廻しているようにも思える。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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この原作ほか、政治に関する暴露本的なものは今も絶え間なく存在するが、この頃の映画としてこれだけの素晴らしい役者を揃えて見事に政治家を見せる、という作業には敬服する。政治家の世界は魑魅魍魎としてるわけだが、ここでもそのことが暴露されている。
それぞれのキャラを強調するために、映画ではそれまであまり使われなかった思い切ったズームを使ってその印象を強めようとしている。
なんと言っても宇野重吉が見事だ。
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何年ぶりかでこの映画を拝見しましたが、やはり前述のとおり、この時代にこれだけのことを映画で表現するって、かなり勇気のいることだと思います。
臨場感たっぷりの演出に圧倒されますね。
まあしかし、閣僚の私生活とか、フィクサーとの戦いっていうのは往々にして面白いものなんですね。
この映画の中心はやはり宇野重吉さんでしょうね。
仲代達也に挑戦する姿勢が、戦後の格差を原点としているあたりが、とても説得力がありました。
黒澤明監督の『野良犬』でも表出されていますが、戦後のごたごたで、誰もが犯罪者になり得た。それを回避した者、回避せずにのめりこんでしまった者。この光と影の対比が面白かったですね。
2010/12/10 自宅
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