[コメント] 雨のしのび逢い(1960/仏)
コートに身をくるみ背を丸めた工員たちが行き交う河口の寒々しい空気感。生命の宝庫であるはずの森も、モノクロ世界のなかで生気を逸している。沈鬱さに封じ込められた女(ジャンヌ・モロー)の心の隙間に割って入る切ないピアノの音色。死臭漂う狂おしい映画だ。
(ぽんしゅう)
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