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[コメント] 再会の時(1983/米)

友人関係のひずみの問題解決の方法としては、一番難しく一番遠い手法を選んでいるようで、それが一番の解決方法なのだろうと思わせる。負い目や贔屓目や冷ややかな目と温かい目が一体となった微妙な心理が主体の群像劇。
ジャイアント白田

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







セントエルモスファイアー』のその後と『スタンドバイミー』『IT』のアンサー映画であるかのよう。

一度超親密になった親友関係は、離ればなれとなっても再びお互い会った時、暫くの時間を要するも再び元の状態に戻れることが出来てなおかつ過去以上の関係を築き上げることが可能だ、と前向きな答えを用意してあったので単純に好印象を感じとれた。

仲間の離散を収縮させて肌を寄り合わす、といった宇宙的に人間関係を映画上で図に表して、愛情友情の重力が増す事を科学的に立証してしまったような映画、と大袈裟に言っても過言ではないかも知れない。

携帯片手に、「とりあえずプチ同窓会開こうか?」と一瞬思い起こさせる映画でもあるようだ。

2003/1/11

(評価:★4)

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