[コメント] ユージュアル・サスペクツ(1995/米)
犯人は読めてしまう。ミステリーとしてのレベルも高くはない。カイザー・ソゼなるキャラクターにハマる要素が皆無。
ストーリーの構造上、大概犯人は読めてしまう。
それでもミステリーとして謎を造り上げていく部分に魅力があればまったく許容範囲だが、ここでも多くのコメンテータが書いているとおり、観客を欺くための不自然な矛盾がある(これがあることでも犯人が誰か分かるのだが・・・)。これだけで「悪い」とまでは言えないが、少なくともミステリーとしてのクオリティが高いとは言えない。
さらに言うと、最後まで観たこのカイザー・ソゼなる悪役キャラクターの存在に嫌味しか感じない。悪人だから仕方ないだろうと言われたらそれまでなのだが・・・。
「Round up usual suspects!」と言えば『カサブランカ』でルノー警察署長が叫ぶ有名な、含蓄ある台詞だ。ニヤリとさせられたりする部分がないわけではないが、この作品を大いに楽しむことは、僕は苦手だ。
75/100(24/5/19ビデオ、公開時劇場鑑賞以来2度目、採点変わらず)
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