[コメント] バチ当たり修道院の最期(1983/スペイン)
堕落しきった尼僧たちを呑み込んで、轟音のなか崩壊してゆく汚濁の修道院…かと思っちまったじゃねえか、邦題。実際は世間の目から見ればほんのちょっと職から逸脱した尼僧の哀しい、でも人間臭いコメディ。哀切なテーマ音楽は彼女らの心を映すように厭世的だ。アルモドバルらしい「洗練された下品さ」はこの時点で既に完成していた。
(水那岐)
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