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[コメント] 汚れた血(1986/仏)

ヴィンセント・ギャロよりも遥かに身勝手な男、レオス・カラックス。身勝手な恋も若さも、「モダン・ラブ」がかかっている間は、走れる、叫べる、血がふつふつと沸きあがる。空中を降下しているときには、せつなくなる、狂おしくなる。だが…
グラント・リー・バッファロー

それが終わってしまうと、途端に醒(冷)めてしまう。束の間の催眠術。たとえ少しの間だったとしても、そう思えたのならよかったのかもしれないが、できうれば作品全体を通してカラックスの催眠術にかけられたかった。

(評価:★3)

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