言ってみれば、復讐劇のストーリーは『北斗の拳』みたいなもんだ。悪党集団を一毛打尽にするアクションもどっかで観た感がある。それでも、ハマってしまったのは、個性的なキャラの競演に魅せられたから。

　主役のアントニオ・バンデラス、濃厚なラヴ・シーンを魅せたサルマ・ハエックはもちろん、曲者っぽさ満点のスティーブ・ブシェーミ、ハッタリに凄みを見せたクエンティン・タランティーノ、あと俳優の名前は知らないが、ナイフ投げのヒゲの男に、最後のアクションで、ギターミサイルを見舞っていた男と両手にギターマシンガンを抱えた男・・・などなど、殺すには惜しいキャラが盛り沢山で、最後まで飽きずに堪能させてもらった。

　あと、ロス・ロボスやサンタナの奏でるギターも、乾いた大地の風景と個性的なキャラにピッタリマッチしていた（当たり前といえば、当たり前だが）。

　そんなわけで、すっかり楽しんじゃったので、ちょっとオマケで☆５。