[コメント] パーティ(1968/米)
パーティー・シーンの演出に執念を見せるブレイク・エドワーズ監督の真骨頂。こだわりの逸品!
『ティファニーで朝食を』や一連のクルーゾーものでも、パーティーのシーンになるとマニエリスティックな演出が冴えたブレイク・エドワーズ監督の、おそらくは最もコアなフィルム。タイトルからしてそのものズバリ。自らの原作で制作も兼ね、盟友ピーター・セラーズの主演、ヘンリー・マンシーニの音楽 、という万全の体制。
冒頭の『ガンガ・ディン』のパロディからして、現在主流のテンポ感とは異質の、なんとも間延びした特有のギャグ・センスが炸裂。判る人だけ抱腹絶倒、というオタクさ(オヤジさ?)加減が評価の分かれ目か。監督はきっと自分で見てひとりで勝手に笑い転げていたに違いない。
その挙句に、こんな映画を自分で制作して、いったいいくら損したのかと考えると、また笑える。
次作では愛妻ジュリー・アンドリュース@文部賞推薦にストリップをさせるという暴挙に出たブレイク・エドワーズ監督、つくづくアホなお人ですな。大好きです。
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