[コメント] 四月物語(1998/日)
初めての１人暮らし、新しいキャンパス、新しい街、新しい人々との出逢い･･･ 驚き、戸惑いながらも、大きな期待を胸に抱いて、必死に背伸びしようとしている松たか子を見ていると、何だか懐かしい宝物を見つけた様な気分になる。
正直言って、抑揚のない甘々の映画なのだが、ふと気が付くと、そこに居たようなノスタルジックな気分になっている。不思議な映画だ。
そういえば、自分の学生時代の新歓コンパでも、何となく幼い感じの内気な女の子が、隅っこの方ではにかみながら、挨拶をしていたような気がする。今では、名前も思い出せないが、あの子の小さな胸も、不安と期待の間で揺れ動いていたのだろうか？
そんなことを考えていると、あの青春時代のキャンパスに無性に戻りたくなる
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