[コメント] ジュニア・ボナー 華麗なる挑戦(1972/米)
これぞルシアンのバラードとその名をもじりたくなるほど美しい画の中に、西部で生きる男たちが弾ける様には興奮を隠せない。ロデオシーンの四方八方への予期せぬ動きは見ているだけで楽しいのに、そこに男のロマンが加わるのだから堪らない。
主役のマックィーンを生かしながらも、プレストンやジョンソンが画的に美味しいところを持っていく演出のメリハリにも唸る。
それにしてもペキンパーとバラードとの相性は抜群だ。彼らのコンビ作はそのどれもが映像と演出の見事な融合に感心させられたものだが、地味ながら本作はその最良の成果が見られる1本である。
マックィーン出演作の中では比較的語られることが少ない作品であるが、本サイト内での高評価に「わかっている人はわかっている」という思いを抱けるのも嬉しい。
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (1 人) | [*] |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。