[コメント] エンド・オブ・バイオレンス(1997/独)
一見するとこの監督らしくないように思えるが、「監視」の主題に窓の使い方、映像内に映像を入り込ませること、電話による交信と直接顔を合わせること、これもまたヴェンダースによる映画についての映画であって、うってつけの題材といえる。
「4ヶ月後」など所々漂う脱力感も心地よいし、なんだかおかしな場面がおかしな繋がりで描かれるため、油断ならない不安定さを醸し出している。個人的には90年代のヴェンダースでは一番おもろいと思う。
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