[コメント] REVIVAL OF EVANGELION 新世紀エヴァンゲリオン劇場版 DEATH(TRUE)2/Air/まごころを、君に(1997/日)
映画を見終った人むけのレビューです。
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「自分を肯定しなさい」って映画から言われていて、何回も繰り返されるそれを、「しつっこいなー。なんでアンタに言われなくちゃならないんだぁ?」とうざったく思った自分を感じたのと、でも反面、それを聞いて安心している観客の人も多いのかもしれない、ということを、客観的に考えて怖くなりました。私にとっての「エヴァ」の魅力は物語の流れで、つまりはTV版で「?」になっていた結末を映画に求めていたんです。
結末について言えば、不満です。謎が解明されるとかされないとか、そういう問題ではなく、ただただそういう話の流れにした、ということに対してだけ。物語が進むにつれて「エゴ」というものを感じて、気が滅入ってしまいました。
印象に残るのは、ミサトさんの最期とか、リツコさんの最期とか、マヤちゃんの最期か。あれは、いちばん会いたい人に会ったと解釈したんだけど、マヤちゃんが「先輩」っていって泣いていたのが、ひっじょーにずんとしたわけです。
リツコさんとゲンドウとの会話で、リツコさんが「最後までうそばっかり」とか言ったように思いますが、その直前のゲンドウのセリフが口パクでわからない。なんて言ったんだろう。「本当にお前を愛してた」だのだとあまりにもありきたりか。「愛しているから死んでくれ」かな。なんてね。ただ、リツコさんが納得して死んでいった、というか、あの時点では彼を恨んでなく(やっぱり好きなんだーと自覚?)みえたので、そこがミソ? 自分が好きな人に殺されて彼女は本望だったような。
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