[コメント] 汚れた女〈けがれたマリア〉(1998/日)
閉塞と裏切りにやつれた90年代の敗者の奇妙な道行は、どこまで行っても真っ白な風景から抜け出すことなど叶わない。吉野晶を前にして、諏訪太郎が衝動とためらいに揺れながら事に及ぶ濡れ場の長廻しは『四畳半襖の裏張り』のそれに匹敵する名シーンだ。
(ぽんしゅう)
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