[コメント] 乗合馬車(1922/米)
一級品だ。山村風景はコローの絵画のようでその調和の取れた美しさにじっと見入っていたい程だ。あらすじは知っていたので、成り行きを追うだけではあったが、それでも作品に十分のめり込ませる演出であった。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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ラストにおいては、郵便袋を盗んだ悪漢達を最後迄やっつけるシーンはなくて、戸口にヨロヨロになった主人公が出て来て、その後死に物狂いで馬車を飛ばし郵便袋を町に届けるシーンで終わる。彼の行為は「私憤」からではなくて「公憤」からであった としたところが、作者ヘンリー・キングのアメリカン・ヒューマニズムかと思った。
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