[コメント] 地獄の7人(1983/米)
いつから映画ファンは駄目な”男達”に肩入れしなくなったんだろう?
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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意外にちゃんとしてるんですよ。
冒頭の件から、昔の仲間集め、バラバラなメンバーが一つになるエピソードをスプリングボードに展開が動いて、しかし意外なピンチ。そして・・・。みたいな優等生的「黒沢7人フォーマット」
各キャラクターも良い具合に駄目人間で、アッという間に現地妻を獲得したり、凄腕だけど閉所恐怖症とか、部外者の若造だけど、実は親父が・・・とか、もう「皆までいうな(笑)」的ベタ展開。 にもかかわらず、裏で俯瞰して、作戦のあらましを親父さん達の心情に乗せてサクッと描くとか。
何気ないが、そつがない。
しかしながら、黒沢7人に遠く及ばない点が1点。
無茶な戦いに身を投じるメンバーが「昔の仲間を助ける」という事を介して、皆当事者なんですよね。 ここだけ、オリジナル7人と構造を別にしている。
その分、観客の感情移入もすんなりか?と思われがちだが、全く必然の無い戦いに命をかけるからこそ、世間からはじき出された駄目人間の矜持が立ち上がる。 そこが「七人の侍」の正体な訳で、この場合、愛すべき7人が次々と死んでいくラストが、ロジックとしては輝かない。 演出、演技、頑張ってますが、点火しない。
しかし、それ故、結果的に生まれた、息子を取り戻せなかったハックマンの件は、彼の名演も伴って思わぬ副産物。
楽しませて貰いました。
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