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[コメント] 心のともしび(1954/米)

特に後半、嘘みたいなプロット展開とあいなるが、ただし画面は映画的な興奮に満ちている。特に窓の使い方が悉く見事でどのシーンも窓外の景色がいい。極めつけはロック・ハドソンが手術するシーン。手術室の天井に大きな窓があり、その向こうにオットー・クルーガーが映る場面だろう。
ゑぎ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







 本作ではオットー・クルーガーがある種「神」のような位置づけであることを簡潔に示している。原題である「Magnificent Obsession」(素晴らしい執着というような意味に使われている)という台詞も彼の口から出る。あと、スイスのホテルの部屋で失意のジェーン・ワイマンが夜一人歩くローキーのシーンも実にしっとりとした良い画面で、毎度のことながらラッセル・メティの色遣いには感嘆する。

(評価:★4)

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このコメントを気に入った人達 (1 人)ジェリー[*]

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