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[コメント] 釣りバカ日誌10(1998/日)

最初の方にある旅館での三國連太郎笹野高史の掛け合いが良い。芝居の何たるかを心得た役者たちの見得の切りあいは絶品ともいえる。
シーチキン

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







片や、むにゃむにゃと目をそらしながら言い訳をしつつも「親父の遺言で」、の台詞だけは上目遣いにきっと相手をにらみ断固たる決意を示す笹野高史。

こなた、それをきっちりと受けてあごをぐっと引きながら「遺言〜?」と凄む三國連太郎。この二人の芝居だけでも十分楽しめた。

「王様と乞食」という古典的アイディアを若干アレンジしながら役者の芸を堪能させる前半に比べて、後半はやや紋切り型で失速した感はあるものの、娯楽作として立派な仕上がりにはなっていると思う。

また個人的には竜雷太小野寺昭という、往年の「太陽にほえろ」のゴリさんとデンカのコンビが、ゆるゆるながらもいきいきしてて、懐かしさがあった。

(評価:★4)

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