[コメント] うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー(1984/日)
このドタバタキャラクター達のやり取りは観ていて非常に苦痛。
キャラクターが(おそらくはTV版どおりの設定で)キャラクターらしくあるために好き勝手に暴れまわっている。
タイトルどおり、非常に『うるさい』やつら。
個人的に、こうした暴れまわる・喋りまくるキャラクターが登場するアニメや映画はどうやら苦手なようだ(アニメ全部を苦手としているわけではないです)
ストーリーについて語る以前に、映画的描写云々以前に、この濃いキャラクター達に拒否反応が出る。
加えて持論として、続編だろうがなんだろうが映画という媒体を用いる場合、
(1)初見の人が観ても理解できるように設定を説明しなくてはならない。
(2)ストーリーがそれ一本でも完結していなくてはならない。
と常々思っているのだが、この作品は完全に原作、もしくはTV版のファン向けの作品のためか観ていてわからないことが多すぎた点で(1)が満たされていない。
まるで、「こちとら一見さんはお断りだよ」と言われているようだ。 アニメ映画にはどこかそういう閉鎖的環境が許されているような前提があるように思う。
こうした作品は今後是非、商業映画としてではなくOVA等で出してくれと言いたい。
その方が状況説明等を当たり前のように省略でき、より濃い作品が作られ、より濃い人たちに支持される作品が出来上がるのではないかと思う。OVAで成功を収めた作品は多々ある。
が、『うる星やつら』という作品、(例えば、ドラえもんやサザエさんレベルに)社会一般に共通認識として前提の部分が当時は存在していて、僕が知らなかっただけなのかもしれない。
シリーズものは、やはりある程度勉強してから観なければならないものなのだろうか。
もしそうなら自分の怠慢を恥じる。
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