[コメント] GONIN(1995/日)
日本犯罪映画の金字塔。
濃い内容、それぞれに語らせたら、それぞれを主人公にして映画が撮れちゃうぐらいの贅沢な内容。 それをあえて、切り刻み、スタイリッシュでセンチメンタルな美しい残酷描写で見せてしまう、この石井監督の手慣れた手腕。
「そうですか、邦画もここまで来ていたのですね」と涙ぐみながら今更反省&感動。
男達が描いた男達の悲しい唄。 現代日本の、男性に向けられた悲しい美しいレクイエムです。 この悲しさをこの純情さを、世界で一番理解できるのは、やはり現代日本人だけなのかもしれませんが。 日本には、石井監督という世界に誇れる監督がいたんです。 今まで知らなくてごめんなさい。
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