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[コメント] ハスラー(1961/米)

油脂とヤニにまみれた徹夜明けのオッサンの皮膚感覚が叙体の質感からこぼれおちる。スコットは徳論のアプローチで質感に迫り、人間性は精神の物証を求め肉体の破損をその端緒とする。
disjunctive

成長は内面の不可視で表現されるから、しだいにスコットの視点が言及されるようになる。パイパー・ローリーは彼にとっては女難にすぎなかったのだが、その解釈こそ徳論の終着点である。

(評価:★4)

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