[コメント] トゥルーマン・ショー(1998/米)
不可能に近いテレビの企画を、…
不可能に近いテレビの企画を、ここまで真実味を持たせたのはすごいと思う。しかしその中でジム・キャリーの、ピュアすぎるキャラが浮いて見えるのが残念。キャリーの明るさおもしろさを持ち込みながらお笑い度を押さえようとしたので無理が出て、作られた世界の中で彼のキャラクター自体が一番演技がかって見えるのが皮肉だ。お笑い映画にはしたくなかった、という製作者はお笑いをバカにしている。シリアスに作らなければ問題を重要視されないというのは間違いだ。「問題作」でも退屈させるようでは問題提起力にかける。もっとキャリーを生かし、笑えるポイントを作って欲しかった。
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