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[コメント] 日の名残り(1993/英=米)

英國“執事”道。 几帳面な人間の内なる戦い。
マグダラの阿闍世王

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







決してドラマティックでないが、静かに胸にせまってくる。

恋をしそうもない人の恋心。 あんな几帳面な人が・・・。 恋心が露見していたたまれない気持ちに。

手入れされた調度品、芝の緑が美しかった。

第1次大戦後=第2次大戦前のヨーロッパ状勢の勉強にもなりました。 ダーリントン卿(実在?) フェア精神(独も平等でないと可哀相)=親ナチ=反ユダヤ。 デュポン(財閥?化粧品、武器)と ルイス(米議員)は反ナチ同盟?しかし、デュポンは・・・。

父スティーブンス・シニア(75)。執事の末路(失敗) と誇り(最期まで執念)。

スペンサーに政治の質問をされ、 答えられないスティーブンス。このシーンの意味は?

ガス欠を助けてくれたカーライル先生の意味は?

執事。感情を表に出さず、主人の下で忠実に仕える。 感情表現が苦手に。

新聞にアイロンがけ。

メイドに美人を雇わないわけ。

ドイツがチェコへ侵攻。イギリスはどうするか。

ケントン、孫が生まれるから、やっぱり働くのやめときます。 ??

スティーブンス、せめて近くで一緒に働きたかった。 結婚もせず、一生独身。仕事に一生を捧げる。

ラスト:屋敷、空撮で遠ざかる。

音楽も執事みたいに多く語らず黙々として、よかった。

(評価:★4)

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