[コメント] アニー(1982/米)
孤児院の皆で唄う"The Hard-Knock Life"や、フィニーの邸宅に到着した直後の使用人達で繰り広げる大掛かりなミュージカルナンバー"I Think I'm Gonna Like It Here"や悪玉三人組による"Easy Street"というエロティックなダンスなど見事なミュージカルシーンが続くのだが、中でも、"Let's Go To The Movies"のシーンは本当に感動的だ。
プロダクションナンバーの後、ジョージ・キューカーの(ガルボの)『椿姫』が上映される。このシーンがこれ程感動的なのは、舞台、スクリーンを見つめるアン・ラインキングとアルバート・フィニーの顔が真に感動的だからだ。
劇場公開時に見たときは随分アナクロだと思ったのだが、そういう時代の空気だったのだろうか。少々狭苦しいミュージカルシーンが多いのも気に入らなかった要因かも知れない。キャロル・バーネット、バーナデット・ピータース、ティム・カリー、この3人の品の無さというか無駄なエロティシズムが鼻に付いたということもあったかも知れない。しかし今回改めて見て、素晴らしいミュージカルであることを確認することができた。
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