[コメント] 砂の惑星(1984/米)
見る度によくなってくるのが不思議・・・最初見た時は「入場返して(涙)」という気持ちで一杯だったのに。
進歩と人間肯定の未来に対して、決然と「No」をたたきつけてしまったとんでもない作品。 宇宙旅行が当然の未来に広がる、中世同様のくら〜い封建主義と、相も変らぬ権力闘争のどんずまりの世界。
デビッド・リンチ監督は、主人公の様な一種の「救世主」の誕生や巨大ナメクジ人間や他に類を見ない空間跳躍シーン(ワープ?)に凝った表現を行い、物語そのものは「おまけ」位にしか考えていない様な気がする。結果的にそれが成功したの・・・かも? 「スターウォーズ」の対極にある、観客を選びまくる、一部の観客のための(というか監督のための)作品。
注)後に出た「プレミアム版」は今ひとつの気がします。監督はタイトルに名前出してないし。
注2)これは作品そのものと関係ないかもしれないけど、昨年、偶然TVで見たパリかどこかのファッションショー(「パリコレ」って奴でしょうか)が、ハルコンネン側の人の衣装が続出でした。さすがに空は飛ばないものの鼻パイポもあったと思います。意外なとこで評価されてるんでしょうか?
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