[コメント] ガメラ3 邪神〈イリス〉覚醒(1999/日)
美学
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
イリスの飛行シーンの美しさは、まさに魔性の美しさ、まさに邪神。あんなに飛ぶところが美しい怪獣ちょっといない。
大量のギャオスの群れが飛来したとき、ようやくイリスを倒し満身創痍のガメラが、なおも闘おうと、燃え上がる町の中、仁王立ちで空に向かって吼えるラストシーンは、ヒーローの美学。
だが残念ながらそれだけ。
あとはとにかく冗長で、神話なんだかラブストーリーなんだか(しかもいずれにしても半端な)よくわからない、子供とオタクの両方に色目を使おうとして失敗した感じ。カツ丼出す寿司屋みたいな下世話さとでも言おうか。
全シリーズを通して言ってるんだけど、ガメラはその誕生からして「子供の友達」だったのだ。たとえオタクが「ガキ向け」と揶揄しようが、それでよかったのだ。 大の大人が練りに練った脚本を「オタクの揚げ足取りに堪えるために」ではなく「子供のために」書いてこそガメラだったのだ。 2作目がそれに近かったように。
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