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[コメント] パッチ・アダムス(1998/米)

自分の考えを主張・実現する為に、他人の価値観を弄び、踏みにじることは許されることではないと思う。
スパルタのキツネ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







実話としてでなく、映画として、

世の中間違っているが、私だけは間違っていない。そんな、一方的なパッチ・アダムスの価値観の押し売りにうんざりした。

彼女を射殺した精神病の患者を、パッチの患者としてでなく、殺人犯として見なしていたのにもどうしても納得できない。彼の理想が患者の立場に立った医者なのなら、彼女を亡くした悲しみのみでなく、患者の気持ち・衝動を理解できず患者を救えなかった自分にも後悔すべきではないだろうか? 

彼女は(パッチの)被害者なんだと思う。その彼女の墓標に愛の告白の続きをした姿には、パッチの慈愛ではなく、自愛すら感じた。ここで患者の墓参りをしたパッチの描写があれば、見方は大分変わったのですが・・・。

(評価:★2)

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