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[コメント] キャメロット・ガーデンの少女(1997/米)

子供の頃に出会った赤の他人、大人と接するときに感じ得た気持ちや態度が、そのまま生命力の肥やしになっていくのだということ。醜い面と美しい面を目にした少女と、生きる美しさを貫く男の出会いは残酷なまでに輝いていた。
ジャイアント白田

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







手術による傷と内に跡が残っている傷の見せ合いに、超純粋な「愛」を感じた。心で通じ合い、心で感じ、心で別れを告げ、心で彼を守り心で繋がり続けようとする強い意志。彼が逃避行から定住に、成長によって出ていく女性となった少女が、逢うか会わないかが問題なのではなく、二人の心に二人が生きていることが大切なんだと思う。

奇跡が訪れるラストシーンが印象的ではあるが、その奇跡を具現化したのが出会いで生じた力だとするならば、何年後きっと出会う奇跡が訪れるかも知れないと思いたいし、そうなることを祈った。

2003/5/24

(評価:★4)

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