[コメント] チャパクア(1966/米)
ネオンなどに施されるピンクのパートカラーがとても格好いい。クロサワはパクったのかも知れず。老境のジャン・ルイ・バローのドタバタは嬉しい驚き。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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チャパクアは先住民の住処で主人公の幼少時の交流が描写され、ドラッグ常習もそこで始まったと示される。そしてラストは「チャパクアで逢おう」。ヘリで時計台の周りをぐるぐる廻る悦び溢れたショットは本作のベストだろう。
そして振り返れば、本作はヒッピー時代らしく、ドラッグの愉しさを語るべき作品だったのかも知れない。その方が主題が明快だっただろう。恐らく監督が体験者であることから、話はそこまで踏み込まれず、コールドターキーの苦しみなども描かれる。それは部分的にリアルなのだが、全体に総花的で纏まりを欠いた憾みがあると思う。
シュールな映像はこの時代なら並、なかでは病室がスケートリンクになるのが私は面白かった。
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