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[コメント] 剣(1964/日)

時代に対する批判性と、精神主義への盲目的傾倒ぶりは教条的で、思想としてはとてもついていけないのだが、ストイックで硬質なルックの完成度は評価に値する。ただの硬派映画に成りかねないところを、市川雷蔵の繊細かつ硬度の高いクールさが支えている。
ぽんしゅう

それにしても、同時代の若松孝二足立正生の極左作品と本作を並べてみると、当時の日本映画界の左右への懐の深さに感心する。

(評価:★4)

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