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(1964/)

[Drama]
監督三隅研次
脚本舟橋和郎
原作三島由紀夫
撮影牧浦地志
美術内藤昭
音楽池野成
出演市川雷蔵 / 藤由紀子 / 川津祐介 / 長谷川明男 / 紺野ユカ / 稲葉義男 / 河野秋武 / 舟木洋一
あらすじ東和大学剣道部で練習に励む国分(市川雷蔵)は余りに練習に打ち込みすぎて、同期の賀川(川津祐介)などは鬱陶しく思っていたが、後輩の壬生(長谷川明男)は彼に心酔し殆ど神格化していた。監督木内(河野秋武)の推挙などもあり、キャプテンとなった国分は次の大会を目指し更なる練習の強化を謀る。そんな国分に益々敵愾心を燃やす賀川は学内ナンバーワンの恵理(藤由起子)を使って堅物の国分を籠絡せしめようと画策するのだが…。三島由紀夫の原作を映画化した三隅研次の監督第36作。 (けにろん)[投票]
Comments
全14 コメント>> 更新順 採点順 投票数順
★5共感はしないんだけれど三島の精神世界の透明な狂気を三隅研次がモノクロで捉え、封建的な昭和の部活動を更に別な物に導いていく。作家の世界観がここまで鮮やかに描かれることは凄い。 (t3b)[投票(2)]
★4解ってもらえないからと言って全てを放っぽり出す「美学」を美しいと思う気持ちは正直解らないでもないが、それが国粋主義的に昇華されると極右へと向かう。三隅三島の映画化には或る意味最適者で一切迷いが無い。 (けにろん)[投票(3)]
★4市川雷蔵は「白」と「黒」の服しか着ない。学生服は白黒、剣道着は黒に名前の刻印部だけ白、剣道部の旗も白と黒。或いは机を挟んだ二者の構図や顔の半分を黒く隠す強い照明。藤由紀子川津祐介の乗った車がUターンするショット(ここでの衣装はサングラスに白いスカーフ!)や合宿のランニングが埠頭から戻っていくショット、船を真ん中に挟んだ海のショット。視覚的に連鎖される「二項対立」「対称性」のイメージ。 [review] (赤い戦車)[投票(2)]
★4時代に対する批判性と、精神主義への盲目的傾倒ぶりは教条的で、思想としてはとてもついていけないのだが、ストイックで硬質なルックの完成度は評価に値する。ただの硬派映画に成りかねないところを、市川雷蔵の繊細かつ硬度の高いクールさが支えている。 [review] (ぽんしゅう)[投票(2)]
★4自分が当たり前と思っていることが周囲に理解されないのは辛いこと。 [review] (ハム)[投票]
★4ネタバレの投票を受けてしまいましたので、レビューはネタバレの方に移しました。 [review] (ユージ)[投票]
★3三島由紀夫、タマシイの叫び [review] (ボイス母)[投票(4)]
★3部活動に命を懸ける若者の話。ある意味バカ映画。しかし全篇に溢れる三島由紀夫の危ない美学と、荒唐無稽な主人公を見事に演じきった市川雷蔵は圧巻。 (AONI)[投票(3)]
★3「正しい」「微笑」「勝つ」「負ける」などの語句がそのまま画面に刻印されているかの如き映画。わかったんだかわからなかったんだかよくわからないまま無理くり強引に「完」。 ()[投票(1)]
★3狭窄した部活動がソシオエコミックとの和解により解放されるのではなく、川津や河野らの価値観がこのインフレに巻き込まれおののく。しかも液状化した世界観に揺さぶられる時、現れるのは恐怖というよりも、不条理な微笑を伴う愉快な浮遊感なのである。 (disjunctive)[投票(1)]
★3人の多い映画だ。ほとんどのショットに四人以上の人が映っている。それにもかかわらず画面が汚くならないスコープサイズの構成力はさすが。 [review] (3819695)[投票(1)]
★3雷蔵のさわやかスポ根ものかと思いきや、しっかり三島の人生哲学や願望のようなものが埋め込まれており、 三島のことをそれほど知らなかった自分も少しわかった気がする。 (TOMIMORI)[投票]
★2女々しい恨み節がドライな映像で語られると何とも侘しい気分になる。正座の辛さは描き切れず様式美に逃げているが、合宿先の光景のカット繋ぎにはさすがの躍動感がある。こんなものに付き合わされて気の毒な三隅。 [review] (寒山拾得)[投票(2)]
★1多分、原作がひどいはず。名作といわれる珍品! ()[投票]
Ratings
5点2人**
4点8人********
3点11人***********
2点1人*
1点1人*
23人平均 ★3.4(* = 1)

[この映画が好きな人]

POV
題目への異常な愛情又は私は如何にして心配するのを止めないでこれらの作品を観ようとしないのか (アルシュ)[投票(30)]四方田犬彦が選ぶ、「世界映画史の113本」 (バーボンボンバー)[投票(18)]
−チャンバラ映画の浮世絵師−三隅研次 (AONI)[投票(8)]
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