[コメント] 戦争と貞操(1957/露)
撮影や構図は非常に秀逸な印象を受けたが、 肝心の内容はなぜか印象が薄い。
それでも、本作をいまだに憶えているのは、冒頭の風景映像と「戦争で崩れゆく屋敷の中で 猛烈にピアノ」という「演出」の発案者?という点で・・・ごめんなさい;
たしかあのシーンは、手塚治虫の漫画作品でも、もろに真似されてた気がする。
(余談)
今でこそビデオやDVDが安価で普及し、本作の様な「過去の名作」も(95%位は)観る事が出来る様になりました。(「群衆」が五百円以下で!)。
ただ、昭和40年代前後はそんなものは全然なく、例えば「南太平洋」を一度観てみたいなあと思っても、東京の文芸座とかパール座までわざわざ関西から行くか、自主上映か、運良くテレビの深夜放送でとか、そんなのしかありませんでした。(本作は東京の三百人劇場?だったと思います、既にビデオが普及していましたが、それでも本作を観る事は難かしかった・・・)
今にして思えば、そういう「一度観てみたいな」 の発端の大半は手塚治虫だったのかもしれない。あの時代、映画マニアの手塚治虫が、漫画の中で様々な名画を引用してくれなかったら、世の中には膨大な名画のストックがある事を知る事さえできなかったと思います。
手塚治虫に感謝! 脱線失礼致しました;
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