[コメント] 最前線物語(1980/米)
最高に面白い。凄惨な殺戮とほのぼのムードの驚異的な併存に呆気に取られる。やたら動物が出る戦争映画としても記憶しておきたい。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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忘れがたいイメージに溢れている。リー・マーヴィンに抱きつくシチリア島の少年の笑顔。少女がマーヴィンに差し出す、花で飾られた鉄兜。戦車内での出産シーンも感動的だし、強制収容所からマーヴィンが少年を肩車するまでのシークェンスは涙するなと云うほうが無理な話だ。ドイツの林(ロバート・キャラダインが「俺の本が映画化される!」と云うシーン)に差し込む光の荘厳なまでの美しさも目に焼きつく。
マーヴィンの演技のすばらしさは云わずもがなだが、安直な造型に堕することを回避した実に慎ましやかな教育者ぶりが殊によい。
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