[コメント] 白雪姫(1937/米)
映画論評の場であって物語批判すること自体間違ってるのは重々承知してるんだけど、敢えて苦言を言わしてもらう。
第一に魔法とファンタジーが彼らの願いなのは分かるが、いくらなんでもロマンチスト過ぎないか?
原作は7歳(くらいだっけ?)の乙女で箱入り娘。
それにしては容姿が妖艶すぎる。
この映画が「白雪姫象」を形成させてしまい、世界の人に植え付けてしまった心象の影響は計り知れない。
幼心、それと相反する娼婦のような振る舞い、そのギャップがあまりにも激しく違和感を感じる。
原作に忠実に子供にするべきか、大人としてのしっかりした人格のある女性にするべきだったのだ。
映像として残してしまった影響力を考えると、もはや罪に近い。
第二に7人のドーテー
森でしか過ごしてない彼らはどう考えてもドーテーだ。
これは誰にでも分かりえることだ。
そして彼らは、完全に姫にメロメロになっている。
唯一あたかも正当性を主張してるおこりん坊さえも、言動からドーテーであることはさすがに隠し切れない。
アイドルの会場に向かうオタ男以上に異常な状況になっているのも明らかだ。
そのドーテー達をたくみに誘惑し、接吻までサービスする精神、お前ホステスかよ?
手を洗ってきてとか命令する。そもそもここ人様の家だろ。
自分であがりこんできて何様だよ、お前!
(ていうかそもそもホステスは図々しくないぞ)
なんなんだ、これホントにファンタジー表現しかたったのかよ。
最後にご都合主義で現れた王子。
「え?」って感じで一瞬で終わったラスオチもひどかったな。
---------------------------------
別にこれ、よくある商業本の「真実の」系の童話作品集だとか、大人用ドラマだったら問題ないし批判はしないんだけど
全世界で子供達もみるアニメだから不味いんだよな・・・・・
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (0 人) | 投票はまだありません |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。