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[コメント] サイモン・バーチ(1998/カナダ=米)

脚本ヌル過ぎ。中盤以降、話の軸が定まらず何がしたいのか分からない展開になってきてゲンナリ。映像は美麗、キャストも良、これだけ見れば感動作で良作にも見えるのだが、実際はその皮を被った駄作である。★2.5
ヴォーヌ・ロマネ

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脚本ヌル過ぎ。中盤以降、話の軸が定まらず何がしたいのか分からない展開になってきてゲンナリ。映像は美麗、キャストも良、これだけ見れば感動作で良作にも見えるのだが、実際はその皮を被った駄作である。★2.5

まず母の死に方がまるで三流コメディのようだったのでゲンナリ。また、父が見つかったからといってどうという訳でもなくラストの事件も唐突過ぎで大味な展開を悉く露呈してくれている。

他に、一連のサイモンの言動&行動も今ひとつ「サイモンが信仰を与えてくれた」という冒頭の台詞の要因になっているようには思えず共感し辛い。全体的に脚本の出来が悪すぎるのだ。

が、映像には拘りがあるらしく、美麗であったし今回のアシュレイ・ジャッドは彼女の出演作の中でも最も美しかったが、あんな切り方をされて残念である。

どうでもいいが、こういった子供の心の成長と死を織り交ぜた話はパッと見、とても感動作に見えるので作品の出来以上に評価されているようだが、この傾向はあまりに宜しくないと思える。

感動作と謳うのなら、もっとしっかり中身を描いて欲しい。意味がありそうに見えて、無意味なものが多すぎる。

(評価:★2)

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このコメントを気に入った人達 (1 人)akasen[*]

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