[コメント] ジョアンナ(1968/英)
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正直、ヒロインの名前がタイトルロールで、要するにヒロインの占めるウェイトは 非常に重要な割に、演じるジュヌビエーブ・ウエイトに魅力が無い!。 スタイルは良いので次々と着替える60‘sファッションは様になるけど顔がなぁ…。 18歳には見えないし好き嫌いを差し引いてもスターのオーラ皆無(消えたの納得)。
サザーランドも台詞まわしからして嫌〜なベタベタの演技をしてて(わざとなのか?下手なのか?)カリスマの役にも見えないし、存在自体が不要。 むしろゴードン&ベリルの兄妹( ロックハート&フォースター・ジョーンズ)の飾らない感じが非常に新鮮。
どこかで聞いたっぽいスコアの数々や、ヒロインの心情でつなぐイメージ的な編集や 当時のサブカルチャーやファッションは取り入れ方が多少チープだけど興味深い。
思いのままに奔放にフリーセックスライフを送るジョアンナが妻子ある男とベッドに居る最中に男の妻と子が帰宅し、 はじめて自分の生き方に疑問を感じた彼女が飛び出すシーンが白眉。 信じられないくらい美しい夕日と奇抜なコスチュームのジョアンナに町の風景と音楽が絶妙にマッチして印象的。
ストーリー自体より雰囲気と映像で追うシチュエーションは現代ならビデオクリップ向きか?。ちなみに挿入歌はなんとウォーカーブラザーズのスコットだったりする。 服装も言動も派手なジョアンナやベリルら女性陣に対しゴードンやキャス(ドーマー)ら男性陣が物腰や言動もスマートなのが時代のせいか対照的で印象に残る。
遊び心のあるラストが良い!。迷いつつも、とりあえず最後まで観れてしまい、物事を秩序立てられないヒロインの心情が上手に表現しきれていたので★3つ。
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