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[コメント] ぼくらの七日間戦争(1988/日)

お行儀のよい反抗映画 親も教師も機動隊もまとめて知性が感じられない。 宮沢りえの初主演作でなければ、決して見直すことのなかったであろう映画。
さず

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







遅刻しそうな朝、通学路の工事現場を飛び越えて疾走する宮沢りえちゃん。 角川映画のご都合で登場する61式戦車の上はしゃぐ宮沢りえちゃん。 宮沢りえのアイドル映画なんだと思うけど、これ以外の印象的なカットは少ない。 惹かれあってるリーダー格の菊池健一郎とのシーンも少なく、感情の揺れも伝わって来ないけど、 このくらいが80年代末のアイドル映画のクオリティだったんだろうか。

多分原作は群像劇なんだと思う。

でも個人の背景描写があまりにも希薄。

唯一菊池健一郎の家庭のみ描かれており(休日は接待ゴルフで家庭を顧みない父親)ストーリー的には主人公と思われるが、 取り立てて反抗する理由が見当たらない。

反抗の根拠を大地康雄佐野史郎の憎々しげな顔芸に頼っている。脚本家、仕事しようよ。

(評価:★2)

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