[コメント] シェイディー・グローヴ(1999/日)
かかってきた怪しい電話の相手が可愛い女の子である確率、当てずっぽうでかけた電話に出た相手がいい男でしかも善人である確率は、実際はもっともっと低いのだろう。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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せっかくの霧がかった深緑色の森も、それ自体は素敵な味わいがあるのに、そんなお手軽ストーリーとの接点がやっぱりお手軽でもったいない。
ラスト近く、それまで寡黙だったARATAが急にとうとうとしゃべり出したりしなければ、映像の余韻だけを楽しめたのかもしれない。だって、何を言うのかと思ったら、彼は彼女から「自分に正直になること」をあの電話で学んだのだそうだ。いやそれは違うよ、勘違いだよ、君。自分に正直=相手のことは考えない、と言っているようなものではないか。ストーカー女の自己弁護を君が代わりにやってやってどうするよ。となって、苔緑の森が少し消し飛んでしまった。もったいない。
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