[コメント] 美女と液体人間(1958/日)
この映画のタイトルって、どうなんでしょうね。いや、やっぱり、キャスティングが決まってから、タイトルも決まったのでしょうね。もっと云うと、白川由美に合わせて、タイトルも変更されたんじゃないかって思うぐらい、本作の白川は確かに美人。
キャバレー「ホムラ」のシーンで、彼女は2曲唄うのだが、いずれもムードのある英語歌詞のスタンダード・ナンバーっぽい歌曲だし、肌の露出度の高いダンサーによるダンスシーンや地下水道の中での白川のスリップ姿を含めて、完全に大人向け(成人男性をターゲット)に作られている。
また、警察署内や捜査シーンでの、平田昭彦、小沢栄太郎、土屋嘉男、田島義文、中丸忠雄ら刑事たちのカットを繋げたシーンはとてもカッチリ作られており、本多猪四郎の演出は安心して見ていることができる。佐藤允の目立つ悪役ぶりも嬉しい。ただし、肝心の液体人間の造型は、今見ると、言及するのもゲンナリするレベルなのだが、クライマックスにおける炎の造型は円谷英二らしい禍々しさ。『ゴジラ』の炎も思い起こさせる。
#白川由美の歌唱はマーサ三宅による吹き替えなのか。
2曲のタイトルは、「The Magic Begins」と「So Deep is My Love」。いずれもスタンダードではなく、佐藤勝の作曲らしい。
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