[コメント] ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ(1998/英)
この映画と『パルプフィクション』を比較するに前者がイギリスの出身。後者がアメリカの出身っていう感じ。何というか、パルプは各役者それぞれがいい味(音楽でいう演奏)を出し、すばらしい脚本(音楽でいう楽曲)と演出(音楽でいうプロデュース)で1本の作品(音楽でいう1枚のアルバムまたは1回のライブ)に仕上がっている。非常にバランスがよい。しかも作った人。演じた人。両方にカリスマを持たせることが出来た。
それに対し、この『ロック・ストック〜』である。根本的に脚本のための映画…つまり監督の映画であって役者のものではない。作った人と演じた人の力関係のバランスが悪い。映画自体の出来はいいのに演じた人たちの個性が見えてこないのは、まるで90年代のブリットロックのような印象を受ける。いいバンドでいい曲なのにこのギターは誰の音とかこのドラムは誰の感じってのが無い。役者もミュージシャンと同じく表現者であるわけだから、個性があってこそだと思うのだがどうだろうか。
つい熱く語ってしまった…(言い足りないけど)。「パルプ」が無ければ5点なんて好評価をした割には文句ばっかになってしまった。一体ど〜ゆ〜事?教えて涼ちゃん!
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