「自分の意思で、時間や重力などの摂理は超えられる」という設定は、アクションを思いっきりやるためのお膳立てのようなものだ。 だが、そのお膳立てが本当に上手くできている。 主人公は具象化した敵の攻撃を避けるために摂理を超えるが、これは具象化した敵の攻撃を避ける、人類の敵が作った足枷から開放される、という２つのことを同時に、しかも一瞬で行うという表現になる。 １シーンに高揚感が収束され、しかもそのとき画面には斬新なアクションが写っているというのだから！　というわけで私もノリノリで見ました。

余談ですが、あのアクションはこの作品の世界観設定があって活きるものだと思うので、見た目がかっこいいという理由で安易にパクってると萎えます。