[コメント] エスパイ(1974/日)
サイキックアクション、でもパンクじゃなくてムード歌謡(平尾昌晃)。『バーバレラ』と並んで「リメイクしないの?」的10本に入るだろう郷愁のSF作品。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
「超能力が失われた」という設定で、ほとんどが持ち前の肉体アクションで通す藤岡弘。「超能力に懐疑的」といっては、ほとんど憂鬱そうに壁か椅子にもたれてモデルポーズしている草刈正雄。「超能力…」とは関係なく、ほとんど…の由美かおる。みんなきっちり役割を果たしている、というよりは、ふだんの役割から一歩も出てないじゃん、て感じのエスパイたちではある。悪の首領も、そんな理由であそこまで巨悪になってほしくないようにも思う。
テレパシーの描写は、まあありきたりだが、サイコキネキシスの描写は、ストップモーションやコマ落としなど工夫してなかなか良かった。最近の、CGクリエイタの「どっかの誰かのまね」みたいなアプリ依存な感じのものに比べれば全然いい。特に藤岡弘が、テレポーテーションで現れた途端、敵にぶちあたるシーンは、笑いを超えて「おおっ! かっこいい」と思ってしまった(でも吹き出したけど)。このシーンと、幻想で見せる地震というアイデア(シャンデリアが落ちてくるシーンは予告編でよく見た覚えがある)と、もちろん由美かおるで文句なし+1点。(ちょっと後悔)
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (1 人) |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。