[コメント] バンド・ワゴン(1953/米)
アステアの外貌の本質的なみじめさに言及する序盤の自虐芸が効きすぎで、若い女に恋をした中年男のつらさが炸裂する。
眼鏡のシドを前にして饒舌になってしまうアステアは痛々しいが、そこですかさずジェームズ・ミッチェル宛の手紙を挿入する悪魔的な構成。直後、結婚というタームに動揺して、平静を装うべくまたしても饒舌になるのも生々しい。
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