[コメント] 若い人(1962/日)
さらにエロ小説に熱中する殿山泰司、女教師の伯父と称するいわくありげな禿げオヤジ小沢昭一、律儀だがスケベな産婦人科医大坂志郎、アウトロー風漁師北村和夫達が見せるどうしようもない性としての男性。
これはもう・・・まぎれもなく、日活ロマンポルノが描いてきた世界のひとつの典型。
石坂洋次郎を始め数々の文芸路線をこなしながら、青春映画というプログラムの中に、この露骨ならざる卓越した性表現を持ち得た日活だからこそ後年ロマンポルノという名作群を生み得たという証し。
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