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[コメント] 斬る(1968/日)

堂々たる本格時代劇の風格を感じさせる。
シーチキン

特に神山繁演じる家老が、万一に備えて屋敷での戦支度をする場面では、畳を上げたり襖をはずしたり、さらに一部では畳をわざわざ裏返しにして血のりで滑らないようにしているなどの準備を丁寧に演出したシーン。こういう所へきちんと気を配って映画を撮れるというのは、やっぱり流石というしかない。

またどうしても『椿三十郎』を連想してしまうが、同時にそれとははっきりと違う魅力がある。特に仲代達矢が役どころを入れ替えて登場しており、なかなかに興味深いものがあった。

(評価:★4)

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