コメンテータ
ランキング
HELP

[コメント] クルックリン(1994/米)

口汚くて喧嘩好きで快活なタッチ。ブルックリンの『岸和田少年愚連隊』みたいな『思春期』。この娘をみんな大好きになるだろう。
寒山拾得

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







タイトルバックの子供の遊び一覧が面白い。コマ回しから野球カード、達磨さんが転んだまで登場し、日本のオリジナルという幻想は簡単に吹き飛んでしまう。どこまで輸入品なんだろう。

アメリカの生活保護は(当時)食券で支給され、子供たちがこれを使うのを嫌がるという細部がリアルだった。アメリカ南部、お休みのお祈りの光景も初めて見た。ベッドで肘を組んで「私の魂は神のもの、眠っていても神のもの」。この田舎の従妹と少しづつ仲良しになる件が好きだ。

終盤の母逝去もドラマをつくらず、これって当然でしょと流し気味なのがかえってリアルでいい。気に入った罵声は「マトモな仕事につきな」。

(評価:★4)

投票

このコメントを気に入った人達 (0 人)投票はまだありません

コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。